豊中市が宅地造成地をパトロール
宅地防災月間(5月1日~31日)期間中の5月26日、大雨などで宅地造成地の地盤が緩み、土砂が流出して周辺の住宅や道路などに被害がでるのを防ぐため、豊中市は市内の工事現場で「宅地防災パトロール」を実施した。市の関係部局の職員が現場を回り、工事施工者とともに危険個所や安全の確保について確認した。
パトロールは1972年から、降雨量が増す梅雨の時期を前に毎年行っている。この日は市の都市計画推進部、都市基盤部、上下水道局の職員計8人が参加。東泉丘1丁目・4丁目の開発工事現場を調査した。降雨時に土砂が区域外に流れ出ないよう設置する土のうがきちんと常備されているか、工事区域に雨水を排出する排水路の維持・管理がされているかなど、施工業者らとともに念入りに点検した。
今回のパトロールの結果、危険箇所は確認されず、安全対策についても不十分な点はなかった。市開発審査課は「突発的な大雨が増えているので、気象情報を把握し、現場の防災管理に努めてほしい」と、大雨などによる災害防止に万全を期すよう注意を呼び掛けた。=情報提供・豊中市(梶川伸2015.05.27
更新日時 2015/05/26