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消火協力で正木さんら6人に感謝状

感謝状の贈呈式

 豊中市南消防署(池尾浩署長)は4月22日、豊中市千成町で起こった建物火災で、迅速な通報と避難誘導を行った正木祐介さん(三和町)・瞳さん夫妻と、初期消火活動を行った塩崎善之さん(千成町)、田中勝さん(島江町)、岡本隆さん(曽根西町)、佐々木秀記さん(千成町)に感謝状を贈った。
 火災は3月8日午後8時ごろに発生した。正木さん夫妻が自宅に帰る途中、長屋住宅のの窓が真っ赤になっているのに気づき、119番通報を行うとともに、長屋住宅の入居者に避難を呼び掛けた。長屋住宅に住む父親を訪ねていた岡本さんは自宅から、入居者の塩崎さんは隣家から水道ホースを伸ばし消火活動を実施。また入居者の佐々木さんは火元の住宅に入り、塩崎さんが使っていた水道ホースを延ばし、燃えていた台所のコンロや壁などへ直接水を掛けた。塩崎さんの友人である田中さんは自治会で備えている消火器2本を使用し、割れた窓から消火器のノズルを伸ばし、燃えている箇所の消火にあたった。消防隊が駆け付けた時にはほぼ鎮火しており、火元宅の住人は避難を終え、けが人など大きな被害はなかった。
 正木祐介さんは「夜の暗い中で、家の一部だけ赤く光っているのはおかしいと思い、すぐに119番通報し、周囲の人に知らせた。けが人がいなくてよかった」と話した。塩崎さんは「自治会で行った消防訓練などで消火器の場所を把握していたので、すぐに消火活動を行うことができた。自分たちの身は自分たちで守るためにも火災予防の大切さを痛感した」と話していた。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.4.22

更新日時 2015/04/22


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