豊中市が「ぶらり千里 魅力発見ガイドブック」を発行
豊中市は、千里のまちの魅力を再発見する冊子「ぶらり千里 魅力発見ガイドブック」(B5判、フルカラー、54ページ、1000部)を発行した。地域住民と市職員が、実際に千里のまち歩きを行い、取材して編集した。まちの歴史や眺めのいいスポット、お勧めの散策コースなど地元住民ならでは街の魅力を紹介している。
冊子は4月3日から各公民館で無料配布している。問い合せは千里地域連携センター06-6831-4133。集に携わった熊谷邦夫さん(北緑丘3)は、「この冊子は、千里ニュータウンを作った人たちの思いと歴史を知らずに住んでいる人たちをつなぐ役割がある。市外の人だけでなく、今住んでいる人にも新たな魅力の発見になればうれいい」と話している。
千里ニュータウンは、豊中市と吹田市にまたがる日本初の大規模ニュータウンして開発された。千里ニュータウンまち開き50年を機に、2013年から千里の魅力を発信する千里ニュータウン観光事業の1つとして、冊子の発行を進めていた。
当初は、観光マップとして市外の来訪者を呼び込もうと企画したが、編集会議を進める中で市外の人だけでなく、千里の住民にまちの魅力を再発見してもらえるような内容にした。編集には千里地域連携センターや千里図書館などの市職員だけでなく、地元住民5人が協力。実際にまちを歩いて、その地域のエピソードを収集したり、写真を撮影したりして編集している。
中庭を囲んで棟が配置されるなど団地ごとに特徴がある千里ニュータウンの団地や「千里けやき通り」のように樹木にちなんだ愛称で親しまれている緑道を散策するコースを紹介するなど、魅力満載の内容となっている。=情報提供・豊中市(梶川伸)2015.04.04
更新日時 2015/04/04