池田市の八坂神社で消防訓練
池田市神田4-7-1、八坂神社(津田信幸宮司)で1月21日、消防訓練が行われた。八坂神社の本殿は重要文化財に指定されている。1月26日の文化財予防デーを前にした訓練で、市消防本部、市消防団神田分団、神田自主防災会などの約30人が参加した。
訓練は「八坂神社本殿から出火」との想定で、津田宮司が消防署へ通報するところから始まった。神社関係者が文化財に見立てた箱を持ち出すと、水消火器で初期消火を開始。その後、消防車3台が到着し、本殿南西側から火元の本殿に向かって放水した。訓練後、津田宮司は「境内で消防訓練ができたことは、よい経験になった。今後、文化財を守るために日ごろから火に対して注意を払っていきたい」と話していた。
八坂神社は978年に始まったとされる神社。本殿は荒木村重の乱で焼失したが、1610年に再建。桃山時代の様式を残しているとして、重文に指定されている。ほかにも、透塀欄間二十四孝が市指定重要文化財、神田祭が市指定無形民俗文化財、イスノキが市指定天然記念物になっている。=情報提供・池田市(梶川伸)2015.01.22
更新日時 2015/01/22