エボラ出血熱の患者発生の想定で豊中市保健所が訓練
豊中市保健所(中桜塚4)は12月22日、エボラ出血熱の疑いのある患者が発生したことを想定した訓練をした。市内で初めてで、保健所の職員17人が参加し、関係機関との連絡や患者の搬送方法の流れなど一連の対応を確認した。
西アフリカのリベリアに1か月間滞在し10日前に帰国した後、保健所管内で健康監視中だった30代女性に、38.7度の熱と頭痛が生じていると、関西空港検疫所から保健所に連絡があったと想定した訓練だった。保健所が厚生労働省やりんくう総合医療センターなどの関係機関に連絡し、センターまでの搬送や防護服の装着・脱衣などのシミュレーションをした。
1階駐車場では防護服に着替えた職員が患者をカプセル型移送装置(豊中市保健所ー)に乗せ、搬送車に運んだり、搬送後の防護服の安全な脱衣手順などを確認したりした。
保健所は「アイソレーターの操作や安全な防護服の脱衣方法など、訓練を実施して改めて確認することが見つかった。今後も、万一の発生に備えたい」と話していた。=情報提供・豊中市2014.12.23
更新日時 2014/12/23