豊中社協が外国人向け情報紙発行
豊中市社会福祉協議会(永井敏輝会長、岡上の町2)は市内に住む外国人のための情報紙(A3判、4ページ)を発行した。子育てや仕事、ボランティア、生活再建など分野別に、窓口相談や利用できる支援・サービスなどを掲載している。
協議会がとよなか国際交流センター(玉井町1)で活動する外国人スタッフと協力して作成した。英語やポルトガル語、タイ語など9言語に翻訳されている。作成部数は、各言語ごとに500部。情報紙は、国際交流センターや市役所、市立図書館など公共施設で12月11日から配布している。問合せは社会福祉協議会地域支援係06-6848-1279。
協議会はこれまでにも外国人向けに、市内で行われているボランティア活動や校区福祉委員会の活動などを案内した情報紙を作成し、外国人に好評だった。今回はより生活に身近な子育てや家事、相談しにくい生活困窮などに内容を絞った。主に子育て、家事・育児、生活再建、ボランティアの4つに分類。子育てサークルや育児支援サービスを行っている「とよなかファミリー・サポートセンター」など、具体的に紹介している。
翻訳されている言語は、英語、中国語、フィリピン語、スペイン語、ベトナム語、ポルトガル語、韓国語、インドネシア語、タイ語。「民生委員」という言葉や日本語のあいまいな表現などを同センターの外国人のスタッフがわかりやすく翻訳した。
翻訳を行った中国人スタッフのジャ・チンさん「自分が豊中に住み始めたときにこのような情報紙があればよかった。困ったときにどこに相談していいかわからない外国人に役立てばうれしい」と話している。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.12.12
更新日時 2014/12/12