このエントリーをはてなブックマークに追加

千里中央の地下街で事業者などによる防災訓練

地下街で行われた防災訓練

 秋の全国火災予防運動期間(11月9日~16日)を前にした11月6日、北大阪急行千里中央駅周辺の地下街(豊中市新千里東町1)で総合防災訓練が行われた。地下街店舗や周辺テナントビルの店員、豊中市北消防署など、関係機関から約120人が参加した。
 地下街の飲食店で火災が発生、地下街全般に拡大延焼し、煙が充満、負傷者が複数発生した、という想定で訓練がスタートした。地下街店舗の店員らが、消防隊や救急隊が到着するまでの初期消火や負傷者の救出・地上への搬送、買い物客の避難誘導などに真剣な表情で取り組んだ。
 事業者らで組織する自衛消防隊の1人で、初期消火を担当した千里阪急従業員の阪田祐加さんは「訓練と分かっていても煙を前にしたら気が焦ってしまった。消火器に入っている消火剤の量は15秒程度と聞いたので、慌てずにできる限り火元に近づいて初期消火を行い、被害を最小にとどめたい」と話していた。
 豊中市では、1980年8月、死傷者百数十人を出した静岡駅前ガス爆発事故を機に、ほぼ毎年、地下街のある千里中央駅前地区で訓練を実施している。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.11.06

北大阪急行千里中央駅

更新日時 2014/11/06


関連地図情報