大阪空港で飛行機事故対処訓練
大阪空港で10月23日、大規模な空機事故対処総合訓練があった。新関西国際空港株式会社や国土交通省大阪空港事務所、陸上自衛隊、警察、消防などでつくる大阪国際空港緊急計画連絡協議会が実施し、空港周辺市の消防や医療機関、空港内の事業所など63機
関648人が参加した。
訓練は、航空機事故に備えて、各関係機関の相互連携を図ろうと毎年実施されて、今回で39回目。空港に着陸した飛行機がエンジンの故障により、爆発・炎上し、多数の負傷者が発生しているとの想定で訓練がスタートした。
最初に、空港の化学車が当該機に放水したのに続いて、連絡を受けた各市の消防が、化学車やタンク車などを使って一斉に放水を開始した。救助隊や救急隊が当該機に乗り込み、タラップから次々に負傷者を救出。空港内の消火救難隊や消防、警察などが担架を使用して負傷者を救護エリアに搬送した後、救急救命士や医師が症状に負傷者の搬送の手順などを確認した。
豊中市消防本部の中山大樹隊員は「機内は想定より狭く、実際は事故の衝撃により、もっと狭くなることも考えられる。消防の目線で見ることができて良い体験になった」と話していた。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.10.24
更新日時 2014/10/24