豊中市内の高校吹奏楽部員が東日本大震災の被災地へ
東日本大震災の被災地・岩手県大槌町に「音楽あふれるまち・豊中」から音楽を届けようと、豊中市内の高校の吹奏楽部員を乗せたボランティアバスが11月1日に出発する。
大槌町への継続的な復興支援の一環として行われるもので、今回は4校68人が参加。高校生は2日と3日に大槌町の運動会や公民館でのコンサートで、「あまちゃんのテーマソング」や「アナと雪の女王シンフォニックハイライト」などを披露する。主催する豊中市危機管理室では「未来を担う高校生に被災地の現状を知ってもらうことで、災害時に高校生として何ができるかを考えるきっかけにしてほしい」と話している。
豊中市は、東日本大震災直後に大槌町へ緊急消防援助隊を派遣して以来、職員の派遣や支援物資の提供など、継続的な支援を行ってきた。2011年8月には豊中市と社会福祉協議会が準備したボランティアバスで、桜塚高校の生徒が大槌高校を訪問。がれきの除去作業などに取り組んだ。その後、両校の校章が桜という縁もあり、交流を続けていくことを誓い合う「さくら協定」を結んだ。
今回は市内全ての高校に参加を呼び掛け、桜塚高校をはじめ大商学園高校や刀根山高校、梅花高校の吹奏楽部から高校生が参加する。ボランティアバスは1日午後5時半に豊中市役所を出発し、2日午前8時半に大槌町立小中学校に到着。同校で2日に開催される町民大運動会と、3日に開催される中央公民館でのコンサートで演奏を披露し、4日の午後8時に豊中市役所へ帰る予定。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.10.31
更新日時 2014/10/31