豊中スイミングスタジアムで、こうづしま幼稚園児がサツマイモの収穫
豊中市服部西町5、マリンフード豊中スイミングスタジアムの敷地で10月16日、こうづしま幼稚園(上津島3、向野洋子園長)の5歳児84人が、サツマイモの収穫をした。スポーツ施設と地域との交流を目的に、敷地内の土地を有効活用してサツマイモを栽培する活動「とよすぽファームinてしま」として行われた。
スタジアムの敷地内にはバラ園があるほか、建物の周囲に樹木や草花が多く植えられ、緑豊かな温水プールとして市民に親しまれている。しかし、敷地内には何も植えられていないスペースもあり、その空き地の有効活用について、NPO法人花と緑のネットワークとよなか(髙島邦子代表)に相談し、水やりだけで荒地でもよく育つサツマイモを育てることになった。また、サツマイモの栽培に豊中生まれの土壌改良材「豊肥(とよぴー)」を使い、「子どもの環境学習にも役立てよう」という声が上がり、スタジアムの近くにある幼稚園や保育園などに声を掛けようになった。収穫体験は今年で3年目。
サツマイモは5月に園児たちが植え付け、水やりなどをしてきた。園児らは「大きいおいもが出てきた!」と歓声を上げながら、元気いっぱいにサツマイモを収穫した。1時間ほどで、大小さまざまなサツマイモ合計約130個を収穫した。収穫後は園に持ち帰り、給食で食べる。
スタジアムは「土いじりをしない子どもが増えている中で、近くでサツマイモ掘りができるのは、子どもたちにもいい経験になる。自分たちで育てて、収穫をすることで、食事や農業について興味を持ってもらえればうれしい」と話していた。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.10.17
更新日時 2014/10/17