豊中市南消防署が初期消火を行った4人に感謝状
豊中市南消防署は7月17日、建物火災の発見者の伊藤マスミさん、初期消火に協力した福永雅章さん、多良治久さん、岸下文美子さん(いずれも庄内栄町3)に感謝状を贈った。
この火災は6月26日午後7時55分ごろに発生した。伊藤さんが火元宅から炎が出ていることを発見し、「火事だ」と叫んだ。その声を聞いた福永さんがすぐに119番通報し、多良さん、岸下さんが協力して消火活動を行った。
多良さんは持って来た消火器3本を使い切ると、自宅の散水用ホースを引っ張り、消防が到着するまで水をかけ続けた。岸下さんは、自宅から散水用ホースを引っ張り消火にあたった後、火元住人が心配になり、自宅の庭に面した火元宅の台所を窓越しに確認すると、ぼう然と立っているのが見えたので、消防隊員に逃げ遅れの情報を提供した。消防隊が駆け付けた時には、初期消火の効果もあり若干の火炎を確認するだけで、大きな被害はなかった。
福永さんは、市上下水道局職員で、「職場で毎年、消防訓練を行っているので、焦らずできることをしました。近所の人と協力して初期消火にあたったことが延焼被害の軽減につながった」と話していた。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.07.19
更新日時 2014/07/19