豊中の木沢さとみさん、青年海外協力隊でホンジュラスへ
豊中市在住の本沢さとみさんが国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊で中米のホンジュラスへ派遣されることになり6月23日、豊中市役所を訪れ、淺利敬一郎市長に出発の報告をした。本沢さんは助産師として派遣される予定で、「保健所に派遣されるので、母子保健の向上に貢献したい」と抱負を語った。
ホンジュラスは、医療施設へのアクセスの悪さなどから定期健診を受けない妊婦が多い。また、情報不足から医療サービスに恐怖心を感じている人も少なくない。特にエル・パライソ県は妊産婦死亡率が高く、医療施設の周知と妊産婦への知識普及が必要とされているため、青年海外協力隊は同県にこれまでも隊員を派遣し、両親学級や手洗い指導、若年妊娠対策などのプロジェクトを進めてきた。このプロジェクトの継続と改善、地域巡回や啓発活動、講習会などの開催が本沢さんの主な任務となる。本沢さんは「前任者が作ったベースをもとに、プロジェクトをより良くしていきたい」と話している。
豊中市ではこれまで計104人が青年海外協力隊で派遣され、現在も3人が活動を続けている。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.06.28
更新日時 2014/06/28