マレーシア政府関係者が豊中市の軽費老人ホーム豊寿荘を視察
マレーシア政府の女性・家族・社会開発省社会福祉局や民間企業の人事関係者ら7人が6月13日、豊中市新千里西町2-7-2、軽費老人ホーム(ケアハウス)豊寿荘を視察した。豊寿荘は障害がある職員を雇用している。マレーシアの一行は、障害者雇用と就労の定着支援の状況を視察するのが目的で、国際協力機構(JICA)を通じて要請があった。
一行は、障害がある職員が入所者の介助や、事務作業などをして働く様子を1時間ほど見学した。その後、豊寿荘職員が障害者雇用に至った経緯や就労定着への取組み、ジョブコーチとの連携について説明した。その中で、清掃などの業務から、リネンの取り替えや事務作業にも仕事を拡大した例を紹介。ジョブコーチの助言をもとに障害がある職員の就労定着を図ってきたことを強調した。マレーシア政府関係者は、公的な補助の有無や費用負担について、自国と比較しながら質問していた。ま
豊寿荘は2008年から、障害がある職員を雇用している。当初は、仕事の内容やコミュニケーション、職場でのサポート体制に課題を抱えていた。そこで担当職員2010年に、障害者雇用を行っている事業者を対象にした豊中市ジョブライフサポーター養成講座を受講。講座を通じてジョブコーチによるサポート制度を知り、豊寿荘はジョブコーチの指導で、障害がある職員への指導方法の改善や仕事内容の充実などに取り組んできた。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.06.14
更新日時 2014/06/14