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医療と介護の包括的ケア目指す「虹ねっと」

 豊中市柴原町4、市立豊中病院で2月17日、医療と介護の意見交換会「第3回 虹ねっと連絡会」が開かれた。豊中市内の医療と介護の関係者約40人が集まり、在宅緩和ケアと、退院後の病院間の引き継ぎなどについて話し合った。虹ねっと連絡会は、2011年度に初めての会合を開いた。年3~4回のペースで、豊中市の医師会や歯科医師会、薬剤師会、介護保険事業者らが集まり、今後加速すると予想される高齢社会に対応できるよう、病院や診察所だけでなく、介護施設や訪問介護事業所、市の高齢者支援課と連携して、患者の包括的で継続的なケアに取り組む。自宅で介護をする側も受ける側も安心できるよう、在宅緩和ケアマニュアルは市立豊中病院のやり方をベースに作成。定期連絡会では、マニュアルの共有や、薬剤の使い方など、さらに細かな詰めの作業を進めた。また、看取りにかかわったケアチームに対してのフォローや、組織体制や今後の計画についても話し合っている。
 豊中市高齢者支援課の後藤良輔さんは、単なる情報の交換ではなく「顔の見える関係作りに力を入れたい」と、今後の目標を掲げた。 (早川方子)

更新日時 2014/03/31