鶴橋ひる市レシピ 園芸高校生が大賞
魚を使った新しいメニューを集め、その味や作りやすさを競う「第2回鶴橋ひる市レシピコンテスト」が3月1日、鶴橋鮮魚市場(大阪市生野区)で開かれ、大阪府立園芸高校(池田市八王寺1)の生徒たちが考えた「なにわの魚そば春巻き」が大賞に選ばれた。
春巻きはタラとタイの切り身、キュウリ、ニンジン、そばを細かく刻んだものと、寒天で固めためんつゆを、ハムと春巻きの皮で包んで揚げたもの。レシピは約2カ月、試行錯誤をして作り上げた。鶴橋鮮魚組合の森蔭勝洋さんは「刻んだそばを入れるなど、斬新なアイデアがシンプルな味としてまとまっていた」と評した。
学校での試作品には、市販のめんつゆではなく、大阪で最古といわれるうどん屋「吾妻」(池田市西本町)のダシを使用した。老舗秘伝のダシが使えたのは、開発した生徒の中に、7代目となる予定の巽将斗さんが加わっていたから。「大阪の素材を使いたかった」と巽さん。今のところ、吾妻で春巻きが出る予定はないが、将斗さんが継いだころには、ひょっとすると……。(礒野健一)
更新日時 2014/03/11