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豊中市役所内にハローワークの常設窓口を開設

開設された就職支援「とよなか」

 豊中市と厚生労働省大阪労働局は3月3日、豊中市役所庁舎内にハローワーク常設窓口「就職支援『とよなか』」を開設した。相談員が2人常駐し、生活保護受給者等に対して求人情報の提供、職業相談、職業紹介を実施し、就労による自立促進を図る。大阪府内では大阪市に次いで2番目。 
 支援の対象となるのは、生活保護受給者のほか、住宅支援給付受給者、児童扶養手当受給者、生活保護申請段階の人など。担当するそれぞれの窓口を通じて常設窓口を利用することになる。同じ話を何度もすることは利用者の負担になることから、担当する職員が同行するなどして常設窓口の相談員に情報を伝えることにより、負担を軽減する。
 また、ハローワークと同じように、求職申し込みの手続きをしたり求人情報を端末で探したりして、仕事を探すことができる。利用は担当する窓口経由で、原則予約制。
 市福祉事務所は「膨大な求人情報を持っているハローワークの常設窓口が庁内にできることで、失業している生活困窮者などに寄り添った就労支援をより進めていきたい」と話している。
 豊中市は2005年度から専門の就労支援員による生活保護受給者への就労支援を実施している。受給者が仕事を探すために池田市にあるハローワークに行く際に同行し一緒に仕事を探すなど、求職者に寄り添った支援を続けている。昨年度は523人を支援し、419人が就労。生活保護費を1億8012万円削減している。=情報提供・豊中市(梶川伸)

就職支援「とよなか」

更新日時 2014/03/04


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