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千里中央地区活性化ビジョン案を市長に答申

答申を提出する策定委員会メンバー(右の3人)

 千里中央地区活性化ビジョン策定委員会(委員長、加藤晃規・関西学院大学教)は2月28日、豊中市・千里ニュータウンの今後のまちづくりの方向性を示す「千里中央地区活性化ビジョン」案を浅利敬一郎市長に答申した。ビジョン案は、北大阪急行電鉄千里中央駅の商業エリア(千里阪急、千里セルシー、ピーコックストア千里中央、せんちゅうパルなど)の施設の更新などにより、「魅力を生かし、新たな価値を創造するまち」を目指すとしている。
 千里ニュータウンは1962年の街開きをし、2013年に50年を迎えた。当初に整備した施設が更新時期を迎える一方で、周辺集合住宅の建て替えにより流入してきた住民のニーズの変化などもあり、新たなあり方が問われるようになった。
 これまでは大阪府が主体となって、1985年と1994年に「千里中地区将来構想」を策定し、まちづくりの方向性を示してきた。また、2003年には施設の更新の停滞などを解決するため「千里中央地区再整備ビジョン」を策定し、市立千里文化センターの建て替えなどを実現した。
 ビジョン案は「千里中央地区の現状と課題」と「まちづくりの理念と方向性」の2章構成になっている。今後の発展のために、「新千里東町の商業エリアの機能の充実と土地利用の再編」「交通結節点としての機能の強化」「地権者や事業者、市民や行政が協力し連携していく必要性」を強調している。ビジョンは、3月に策定される。=情報提供・豊中市(梶川伸)

千里中央地区活性化ビジョン策定委員会

更新日時 2014/02/28


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