沖縄市・美里工業高校の野球部が、「高校野球発祥の地・豊中」を訪問
第86回選抜高等学校野球大会(センバツ、日本高等学校野球連盟、毎日新聞社主催)に悲願の初出場を果たす沖縄県立美里工業高校(沖縄県沖縄市)の渡久山修校長、野球部の知名淳部長ら4人が2月25日、沖縄市と兄弟都市提携を結ぶ豊中市を訪れ、高校野球メモリアルパーク(玉井町)や市役所を訪問した。
豊中市は、1915年に全国高校野球選手権大会の前身である全国中等学校優勝野球大会が初めて開催された「高校野球発祥の地」。美里工業高校一行は豊中市職員の案内で、高校野球メモリアルパークを訪れ、高校野球発祥の地の碑や、全国中等学校優勝野球大会の始球式が描かれたレリーフなどを見学した。その後、市役所を訪問した。
浅利敬一郎豊中市長は「高校野球発祥の地である豊中へ、ようこそ。また、センバツ初出場大変におめでとうございます。当市にある履正社高校も出場しますので、大会での兄弟都市対決の実現を楽しみに、市民一丸となって両校を応援します」と激励。美里工業高校の渡久山校長は「沖縄市からのセンバツ出場は約半世紀ぶりです。兄弟都市40周年の佳節に出場することができ、両市の交流が更に深まる機会になればと思っています。皆さんの応援、心強く思っています」と話した。
美里工業校は、沖縄県が本土復帰する2年前の1970に開校。2008年の夏の甲子園で浦添商業高校をベスト4に導いた神谷嘉宗監督が、3年前に就任すると急成長を遂げ、2013年昨年秋に行われた秋季九州大会で準優勝し、春夏通じて初となる甲子園出場を果たした。現在の部員は1年生48人、2年生35人。
センバツは3月14日に組み合わせ抽選会が行われ、2月21日から12日間の予定で試合が行われる。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2014/02/26