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お互いを知り合う「ほほ笑みの街プロジェクト」

1月19日の「微笑みーティング」で、自家製アイスクリームを作る子どもたち

 池田市宇保町で障害者の生活介護事業をする社会福祉法人てしま福祉会「ほのゆる」が、精神疾患を持つ人と地域の住民との交流をはかる「ほほ笑みの街プロジェクト」を進めている。
 2013年9月に、くれは会館(池田市呉服町)で第1回「ほほ笑みーティング」を開き、一緒に料理を作るなどの交流を始めた。1月19日には会館に約30人が集まって5回目が開かれ、子どもたちと一緒に雑煮やぜんざい、自家製アイスクリームを作り、消しゴムハンコ作りに挑戦した。
 ほのゆるの精神保健福祉士、小村絹恵さんは、「精神疾患は、見た目でわかりにくい障害なので、理解されにくい。知らないから不安になって、より遠ざけてしまうのは、お互いにとって残念なこと。障害のある方も地域のコミュニティーに参加することで、自分たちができることを見出し、社会から孤立せず、就労につなげていくきっかけとして『ほほ笑みプロジェクト』を継続したい」と話す。
 今後は学校などにも働きかけ、精神疾患に関する理解を広げる活動も考えているという。(礒野健一)

更新日時 2014/02/11


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