PM2.5など大気環境情報を豊中市がHPで公開
豊中市は春先にかけて濃度が上昇するPM2.5や光化学スモッグの原因となる光化学オキシダントなどの大気環境情報について、市民が利用しやすいようにホームページで公開を始めた(http://www.toyonaka-air.jp/)。
PM2.5は千成局(千成町2)で、光化学オキシダントは千成局、市役所局(中桜塚3)、千里局(新千里西町1)で測定しており、その結果を公表している。そのほか、環境基準が定められている二酸化硫黄や窒素酸化物などや、風向風速などの気象データも見ることができる。パソコンやスマートフォンからは測定結果のグラフ表示や項目間の相関が確認でき、従来型携帯電話からでもPM2.5と光化学オキシダントの測定値が確認できるようになっている。
測定したデータは、大阪府の大気汚染常時監視のページや環境省大気汚染物質広域監視システム「そらまめ君」で公表されていたが、他の地域の情報と一緒に公表されているため市内のデータを見つけることが難しかった。今回、市独自のページを作成してデータを公表することにより、市民が地元の大気環境情報を簡単に知ることができるようになった。
大気汚染防止法によって、大気の汚染の状況を常時監視しなければならないとされていることから、豊中市は1972年に開設された自動車排出ガス測定局の市役所局、1974年に開設された自動車排出ガス測定局の千里局、同年に開設された一般環境大気測定局である千成局の市内3カ所で大気汚染の状況を測定している。
2009年に環境省によってPM2.5に対する環境基準が策定され、2000年3月にPM2.5が地方公共団体による常時監視の対象に追加された。豊中市は2013年2月から、千成局でPM2.5の測定をしている。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2014/02/07