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豊中市の嶋本勝行さんが武道功労者賞を受賞

浅利市長と話す嶋本さんと妻の緋紗子さん

 豊中市刀根山の嶋本勝行さんが、武道界では最も栄誉ある表彰といわれる「武道功労者賞」を受賞した。嶋本さんは1月31日、豊中市役所を訪れ、浅利敬一郎市長に喜びを報告した。
 この賞は、日本武道協議会に加盟する9団体の中から、武道の発展に貢献した人が毎年1人選ばれ、武道界では最も栄誉ある表彰とされる。受賞者には賞状と記章(武道功労章)が授与され、名前が刻まれた顕彰プレートが日本武道館1階北口玄関に掲げられる。嶋本さんは1961年に正泉寺に合気道の道場を開設し、関西をはじめ国内外で、合気道の指導に尽くしたことが評価された。
 嶋本さんは大学生の時に合気道を始めた。学生寮の寮監に合気道を勧められたのがきっかけで、その日のうちに15人の賛同者を得て、学内に合気道の支部を作った。その後、合気道豊中正泉寺道場を設立。嶋本さんは中学校教師を経験した後、先代住職だった父の後を継ぎ正泉寺の住職になった。道場での指導のほか、オランダやベルギーポーランドなど国外でも指導。またNHK朝の連続テレビ小説「まんてん」で、合気道の技術指導を行うなど合気道の普及啓発に尽力した。
 嶋本さんは「出会いのあった人から学び続ける姿勢を大切にし、けいこに励んできました。道場に通う皆さんとは家族のような関係が出来ていて、大きな力をもらっています」と話し、浅利市長は「豊中にこのような人物がいることを誇りに思います。長年のご努力のたまものですね」と健闘をたたえた。=情報提供・豊中市(梶川伸)

武道功労者賞 嶋本勝行

更新日時 2014/02/01


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