2月9日に千里公民館で震災ドキュメンタリー上映 西日本初
東日本大震災の発生から3年(3月11日)を前に、豊中市は2月9日午前10時から、千里公民館(新千里東町1)で復興支援イベントを開く。岩手県陸前高田市の戸羽太市長の講演の後、陸前高田市のNPO法人「桜ライン」が制作したドキュメンタリー映画「あの街に桜が咲けば」が西日本初上映される。
桜ラインは、震災で津波が到達した陸前高田市内の約170キロのラインに、10メートルおきに桜を植樹している。並木を作ることで、後世の人たちに津波の恐れがある時には並木よりも奥に避難するよう伝承していくのが狙い。
映画はこの活動を紹介し、震災を経験した人の強く生きる姿勢や命の尊さを伝える。約1年かけて制作され、1月25日に陸前高田市で、28日には東京で先行上映され、今回の上映は西日本で初となる。
当日は代表・岡本翔馬さんによるあいさつも予定している。復興支援の募金箱も設置される。参加無料で、先着順200人。問合せは市地域福祉室06-6858-2220。
豊中市は、東日本大震災の発生直後、陸前高田市をはじめとする各被災地に職員を派遣して給水活動を実施した。その後も災図書の寄贈、消防音楽隊の派遣、奇跡の一本松を保存するための募金活動、市職員や市内の高校生らの「ボランティアバス」の訪問、戸羽市長を招いた講演会や東北物産展の開催、桜の苗木を送り届けるサクラプロジェクトなどの復興支援を続けている。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2014/01/29