池田のガールスカウト19団 60年超の歴史
水色の制服を身につけた女の子たちは、池田市に拠点を置くガールスカウト大阪府連盟第19団の団員だ。1951年に団ができ、現在は5歳~18歳のスカウト約30人が、リーダーや支援者約30人と共に活動を続けている。
リーダーの田井芳香さんは「19団は大阪府の中でも大御所で大所帯。でも、残念なことにガールスカウトの知名度は落ちる一方。145カ国1000万人が参加する世界1の女性自立支援団体であるガールスカウトを、池田の町からもっと発信したい」と意欲的だ。
ガールスカウトは女性が自分の力を高め、協力して自然と共に生きることを目標にし、人のために役立つことに重きを置く。キャンプやお茶会を開くほか、救護法を学んだり、海外派遣をしたりと、活動は多岐にわたる。実際に行動しながら、人として大切なことを学べるのが特徴だという。母子2代、3代で入団する人も多い。小学1~3年生のブラウニー部門に所属する9歳の団員は「ゲーム遊びや歌コンテストが楽しい。もっと友達を増やしたいから、4年生になったらジュニアに進む」と話し、8歳の女の子は「山の家でのキャンプファイヤーが楽しかった。将来はカリスマモデルになりたい」とにっこり。
小学1年の時に入団したという田井さんは「学校以外での友達ができるし、視野が広がるのがいいところ。誰か困った子がいると、助け合うのがあたり前で、ここでは独りぼっちになる子はいないんです」と笑顔で語り、「ガールスカウトは、自分が育ててもらった大きな家族」と誇らしそうだった。(進藤郁美)
ホームページhttp://www.geocities.jp/gs19_hp/
問い合わせはメール(osaka.ikeda.19@gmail.com)で。
更新日時 2014/01/16