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新春インタビュー 小南市長「4月から小中一貫教育」

昨年は府からの権限委譲でパスポートセンターを持ってきた。「さらに住みやすい池田市にするための市政運営を目指す」と語る小南市長=池田市役所で

 小南修身・池田市長に2013年を振り返ってもらい、2014年の抱負などを聞いた。 (聞き手・進藤郁美)
――昨年はどのような年でしたか?
「池田市を1つの庭園に見たてた『ガーデンシティ池田』構想のハード面を強化した。庭の中の建物を頑丈にするため、公民館の建て替えや小、中学校の耐震工事を進めた。観光案内所も設置した。観光マップを片手に、市内を歩く観光客が多くなってきたことは喜ばしい」
――ハード面といえば、五月山動物園も整備が進んでいますね。
「動物園を拡張し、『おとぎの国の動物園』をテーマにした整備を進めている。動物園に近い遊具コーナーは忍者をテーマにした遊び場にする。どちらも4月にリニューアルさせる。動物園にはポニーが加わった。子どもたちがポニーに乗ったり、触れ合えるようになる。猪名川沿いの桜並木は植栽を増やし、緑を重点的に整備した」
――4月から小中一貫教育が始まりますが。
「今ある学校を使った連携型の一貫教育を始める。同時に全中学校一斉に、デリバリー方式の給食を始める。細河中学校の一体型一貫校については、2015年4月に開校させる予定だが、地元住民の要望の中で、通学問題については、通学バスを配置するが運用はこれから決めていくことになる」
――石橋小、中学校の一体型一貫校計画は?
「石橋小、中学校を耐震化し、連携型にするのか、一体型の校舎を建設するのか、なるべく早く方向を決めないといけない」
――地域分権制度にも変化が?
 「これまでは1校区あたり約900万円を無条件に渡していたが、2014年度からは1校区あたり600万円前後になる。必要な継続事業については200万円を限度に上乗せすることにした」
――今年、進めることは?
「ハード面は継続事業のみ。乳幼児やお年寄り、障害のある人へのソフト面を充実させる。井口堂の花園市営住宅跡に建設中の特別養護老人ホームは、2015年オープンを目指す。その中に親なき後の障害者が住めるケアホームもつくる。障害者が終(つい)のすみかにできるよう、障害者優先の部屋を設ける」

更新日時 2014/01/15


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