このエントリーをはてなブックマークに追加

田中螢柳さんの句碑除幕 池田市・久安寺

家族とともに句碑を囲む田中さん(左から2人目)

 マチゴト川柳の選者を担当している、豊中川柳協会会長の田中螢柳さんの句碑が池田市伏尾町、久安寺の境内に建てられ、11月10日に除幕式が行われた。
 田中さんは今年で喜寿を迎え、また川柳歴55年、番傘川柳本社同人歴45年の節目でもあることから、息子の浩一郎さんらが句碑の建立を提案。菩提寺でもある久安寺に相談したところ、快諾を得た。碑に刻んだ句は、2012年の大阪川柳大会で大阪市長賞に選ばれた「閃(せん)光の記憶へ鶴を折りつづけ」。句の字も田中さんの書による。
 除幕式には田中さんの家族のほか、川柳仲間ら約30人が出席し、建立を祝った。田中さんは「歴史ある久安寺に私の句碑が建つのは恐れ多い気持ちもあるが、娘や息子、孫たち、川柳を通じて知り合ったたくさんの方々に感謝をして、今後も精進したい」と話した。
 句碑は11月17日の「久安寺もみじまつり」を前に色づき始めた紅葉を背景に、薬師堂と本堂の間、弘法大師像の向かいに建てられている。(礒野健一)

更新日時 2013/11/11


関連地図情報