絵手紙教室の中島さん 出す楽しさ、もらう喜び
池田市鉢塚3、水月児童文化センターで毎月1回、絵手紙教室が開かれている。教えるのは川西市在住の中島佐和子さん。12年ほど前から趣味で始め、池田栄本町郵便局で作品展を開いた縁から、市立秦野小学校や大阪教育学大附属池田小学校の児童に、絵手紙の授業も行った。
「絵手紙の良さは、へたでもそれなりに味が出る、敷居の低さ」と話す。「普通の手紙は時候のあいさつで始まるが、絵手紙は旬の花や食べ物を描いて、それを表現したりもできる。自由な発想でどんどん書く」と続けた。自分で書くだけでなく、手紙を友だちからもらう喜びもある。「次はどんな絵や言葉が届くのかと、毎日郵便受けを見に行くのが楽しみ」とほほ笑んだ。
10月の教室では、秋の果物やキノコをモチーフに、封筒に絵を描いた。参加者は「色の濃淡を出すのが難しい」「おいしそうに見えるかな」と話ながら筆を進めていた。(礒野健一)
更新日時 2013/11/12