このエントリーをはてなブックマークに追加

恐竜の足跡アート製作 柴田純生さん

足跡の前で笑顔を見せる柴田さん

 大阪大学総合学術博物館(豊中市待兼山町)1階のカフェテラス「坂」前の庭に、恐竜の足跡が出現した。8月31日まで博物館で開かれているミニ企画展「日本にいた“絶滅”古生物」に合わせ、豊中市在住の彫刻家で、京都造形芸術大学教授の柴田純生さんが中心となって製作した。長さ約60センチの足跡が、黄色や赤など、カラフルに彩色されて、博物館へと向かっている。
 足跡は中生代ジュラ紀後期(1億5000万年前)に生息していたとされる大型の肉食恐竜、アロサウルスのものをモチーフとした。単に形を再現するだけでなく、体重がかかる部分の凹みを深くし、皮膚痕も再現している。
 柴田さんは「足跡には肉球も再現している。博物館に来た子どもたちが、自分の足や手を足跡に乗せ、その大きさや触り心地を体感し、太古の世界を想像してくれるとうれしい」と話した。
 足跡はミニ企画展の終了後も残しておく予定という。(礒野健一)

更新日時 2013/08/08


関連地図情報