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逸翁美術館夏季展「虫と魚の美術館」 13日開幕

多くのチョウが描かれた五彩蝶文輪花皿

 池田市栄本町の逸翁美術館で12日、夏季展「虫と魚の美術館」の内覧会が行われた。
 同展は、虫や魚が描かれた工芸品や美術品を集めたもので、田中有実(ゆうび)の「金地百花百虫図屏風」や、鈴木華邨の「蟹図扇面」などが展示されている。また、今回は夏休み期間中の開催で、虫や魚をテーマにしていることから、子どもたちにも分かりやすい展示を心がけた。作品の説明文も学術的なものにせず、美術品としてではなく、モチーフとなっている虫や魚に焦点を当てている。
 同館の仙海義之学芸課長は「きれいなチョウや、かわいい金魚などを、親子で一緒に楽しんでほしい。順路の最初にある『金地百花百虫図屏風』には、本当に100の虫がいるか観察してみて」と話した。
 9月8日まで開催。入館料は一般1000円、大学・高校生600円、中学生以下無料。午前10時~午後5時。月曜休館(7月15日は開館し、16日休館)。問い合わせは逸翁美術館072-751-3865。(礒野健一)

更新日時 2013/07/12


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