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西田あつ子さん 猪名川に響かせる迫力の歌声
猪名川ジャズでは、池田市在住の粂昌宏さんが作詞した「猪名川よ」も歌う。「私なりのアレンジでね」
池田市の夏の風物詩となった「ジャズピクニック ｉｎ 猪名川」が８月１０日、猪名川運動公園で開かれる。そこで大塚善章らベテランジャズマンの演奏に合わせて歌うのが、西田あつ子さんだ。
兵庫県尼崎出身の西田さんは、子どものころから合唱団で活動していたが、「ソロで歌いたい」という思いが強く、高校でロックバンドを結成。活動を続けるうち、ジャズボーカルの依頼が舞い込んだ。「バイト代もいいので飛びついたんだけど、当時はスタンダードジャズはほとんど知らない。何とか１０曲覚えて行ったけど、後でかなり怒られた。それが悔しくて、１年後には１００曲をマスターした」と、負けん気を見せる。やがて実力が認められ、神戸のライブハウスを中心に毎日のように出演するようになった。
１９８９年に渡米して９年ほど、ニューヨークで本場の音楽を学んだ。「自分の歌の発音は本当に正しいのかどうかを確かめたかった。その結果、私の声は黒人歌手よりも大きいということもわかった」という。
猪名川ジャズは野外コンサートならではの、開放感あるステージが魅力だ。（礒野健一）
更新日時 2013/07/10
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