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市立池田小学校で命をまもる授業

 池田市立池田小学校(池田市大和町、平井和美校長、児童数880人)で6月7日、小学5年生を対象にした同市消防署の救急隊員による「命をまもる授業」が行われた。

 この授業は2012年から始まったもので、子どものころから救命のやり方などを学ぶことにより、命の大切さを知ってもらい、いざというとき行動できるようにするのが目的。今日から9月26日まで14回にわたり、市内の小学校4年生~中学校2年生を対象に同隊員が指導にあたる。
 参加した110人の児童は、脈拍の数え方、心臓の位置の確認、110番と119番の違いなどの説明を聞き、心配蘇生トレーニングキットを使った心臓マッサージの方法などを学んだ。

 その後、児童らは3クラスに分かれ、同隊員からAEDの使い方の指導を受けた。講習を受けた男子児童は「心臓の位置や、心臓を押すときの手の置き方を学べてとても勉強になりました。心臓マッサージについてたくさん知れてよかったです」とコ話していた。指導に当たった同署救急担当の森田和也さんは「今日はたくさんの子どもに命の大切さを伝えることができてよかったです。子どもたちが授業の体験を家庭内で話し合うことで、保護者への救命に対する意識の啓発になればうれしい」と熱い口調で語った。=情報提供・池田市(進藤郁美)

更新日時 2013/06/07


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