池田市でふくまる教志塾、開塾
池田市の小・中学校教員をめざす学生を対象にした「ふくまる教志塾」の開塾式が5月31日、池田市役所で開かれた。受講生は、これから2月まで1年間を通じて池田市の教育現場を体験する。
平成23年度に始まった同塾は、平成24年4月に大阪府教育委員会から教職員人事権の移譲を受けたことで、将来同市で先生になりたいという大学生、大学院生を対象に実施。プログラムは大きく2つに分けられ、実際に市立の小・中学校で児童や生徒の支援を行う「現場実習」(週3時間・年間35回、計105時間)と、先生の心構えや授業の方法などを学ぶ「教員養成講座」(年10回)がある。
今年で3年目となる同塾。これまで参加した塾生は43人のうち現在17人が教員や講師など何らかの形で池田市の教育現場に携わっている。今年の塾生は22人、本日が1回目のセミナーとなる。
塾生の土井法和さんは「大学を卒業してから教師になりたいと思い、地元である池田のふくまる教志塾に魅力を感じ、今回応募しました。現場実習を通じて、生の子どもたちの声を聞き、この1年で成長していきたい」と熱い気持ちで語っていた。
同市教育政策課の鈴木恭太さんは「本塾は教員に必要な指導力や授業づくりなどを学ぶのはもちろん、話し合いの時間を大切にしています。過去2年間で本塾生の卒業生が池田市立学校の教壇に立っていることは大きな成果であり、今年度の塾生たちにも幅広い世代との話し合いから、いろいろなことを吸収して成長してくれればうれしいです」と期待を込めた。
問い合わせは池田市教育政策課072・754・6294へ。=情報提供•池田市(進藤郁美)
更新日時 2013/05/31