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原爆孤児を題材にした劇に小学生11人が出演 20日、21日に「すてっぷホール」で

練習に励む出演者の小学生たち

 豊中市を拠点とする「劇団金太郎飴」が8月20日、21日、すてっぷホール(玉井町1)で原爆孤児をテーマにした「ちいさいタネ」(作・黒瀬貴之)を上演する。公募で集まった豊中市在住の小学6年生11人が演じ、劇団員は裏方に回るという初の試みで、劇を通じて平和や命の大切さを訴える。

 劇団金太郎飴は1986年に豊中市教職員組合演劇研究会として旗揚げし、人権問題や平和について考える作品を年2回公演している。「ちいさいタネ」は、被爆者としていわれのない差別に苦しむ主人公・正一が、原爆孤児として一緒に暮らした昔の仲間と再会するストーリー。学校の先生役として出演する山田春香さんは「孤児たちに悲惨な現実を語るシーンで、だんだんと厳しい表情になる演技がある。感情の変化を出したい」と話した。

 上演時間は1時間。20日は午後6時、21日は午前11時開演(開場は開演30分前)。入場料1000円。定員154人、先着順。問い合わせは、劇団金太郎飴・山口090-3842-0766。=情報提供・豊中市(早川方子)

更新日時 2010/08/12


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