若手芸術家に発表の場を ギャラリークレハ
若手芸術家や芸術家を志す学生らに発表の場を提供する「ギャラリークレハ」が、池田市の呉服小学校前に誕生した。「作品を発表したい人たちの後押しになり、また地域活性化にもつながれば」と吉野真理さん。ジャンルは問わず、さまざまな作家を紹介したいと意欲的だ。
ギャラリーは、アクセサリー作家でもある息子の真由さんの「発表する場がない」という言葉をきっかけに、マンション1階を改装し、1月にオープンさせた。「ギャラリー運営は素人」と、大きなギャラリーに教えを請いに行ったり、チラシを配ったりして、4月に初の展覧会開催にこぎつけた。個展を開いたカリグラファーの小堀奈穂さんは「アンティーク風の内装が気に入った」と、利用した理由を明かす。
真理さんは「地域に根を下ろし、ここから文化を発信したい。趣味の作品の発表にも使ってもらいたい」。5月28日から宇野珂苗さんのアクリル画展が予定されている。(進藤郁美)
更新日時 2013/05/08