新しい働き方を探る映画「ワーカーズ」 18日から
市民が出資し、経営に参加する協同組合「ワーカーズコープ」の取り組みを追ったドキュメンタリー映画「ワーカーズ」(森康行監督)が5月18日から、NPO法人淀川文化創造館シアターセブン(大阪市淀川区十三本町1)で公開される。
ワーカーズコープは、働く人が資本と労働を持ち寄り、地域に必要な仕事を自主的に起こすことを目的に設立され、1973年のオイルショックをきっかけに全国に広まった。ワーカーズコープでは、経営者、労働者の区別がなく、経営方針などをみなで決めていくという。ワーカーズコープ事業では豊中市内に「在宅生活応援まーる」があり、訪問介護や子育ての支援事業を行っている。
映画の舞台は、東京都墨田区。住民同士の関わりが希薄になる中、子育てや介護などの仕事を通して、「働きがい」「きずな」を育んでいく姿を描いている。東京では6週間上映され、ドキュメンタリーでは珍しいロングヒットとなった。
6月7日まで。18日は午前11時からの上映の後に、森監督の舞台あいさつがある。一般1500円。問い合わせは、ワーカーズコープ関西事業本部06-4790-7171へ。(早川方子)
更新日時 2013/05/07