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音楽オヤジの「 コナモンズ」 楽器を手に青春フォーエバー

左から松浦潔さん、前田秀樹さん、古角武司さん

 3人の音楽オヤジがバンドを結成し、時間をやりくりして練習している。豊中市で「粉もん」を扱うオヤジらがメンバーなので、名前は「コナモンズ」。楽器を手にすると、青春真っただ中の表情をみせる。昭和歌謡を中心にフォークからロックまでレパートリーの幅は広く、「平成の流し」だと自己紹介する。
 メンバーは、ボーカルとアコースティックギターの松浦潔さん、リードギターの古角武司さん、ドラムの前田秀樹さん。松浦さんは豊中市本町1でクッキー専門店を営む。古角さんはパルナス商事(尼崎市)の社長で、パルナス製菓の製法を受け継いだピロシキを、阪神尼崎駅構内で販売している。前田さんは豊中市箕輪2、豊中箕輪郵便局の局長を務め、「郵便局は、さぬきうどんなど粉もんのふるさと小包を扱っている」と、こじつけの理由にニヤリ。
 結成は2010年。行きつけの店で、松浦さんと古角さんがアリスの「遠くで汽笛を聞きながら」を一緒に演奏したことがきっかけだった。顔を見知っていただけの2人だったが、演奏すると息がぴったり合ったという。そこに、ドラムの前田さんが加わった。「この3人だからどんな曲でも合わせられる」と尊重しあっている。だが、「本人が調子に乗るから言いたくない」と本音はあえて口にしないと笑う。
 月に1、2回、閉店後の松浦さんの店に集まって2時間ほど練習を続けている。豊中市のバーで演奏するほか、堺市のイベントにも出演する。
 「人生の折り返し地点を越えた。いい仲間と好きな音楽で、あほになって楽しみたい」と口を揃える。明るいの「あ」、朗らかの「ほ」だ。(進藤郁美)

更新日時 2013/04/11


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