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豊中市予算1384億円

 豊中市の2013年度当初予算が決まった。一般会計は1383億8000万円で、前年度に比べて3.3%減となった。特別会計などを含めた総額は前年度比1.5%減の2676億6000万円。
 新規事業は、子育て施策に重点が置かれたものが目立つ。まず、乳幼児など医療費助成の所得制限を撤廃することにし、6億5358万円を計上。これにより、0歳児から就学前の子ども全員が7月1日から1回500円程度の自己負担で医療を受けることができる。約3500人が新たに対象となる。また、学童保育の対象を、これまでの小学3年生から4年生までに拡充した。ほかにも待機児童解消のため、民間保育所を整備し、新たに創設する予定だ。
 教育分野で特徴のある事業は、学校給食センターの建設で、予算額は7億2527万円。走井3にある梶池を埋め立てて建てる。また、中学校の給食実施に向け、まずは市内7中学校の配ぜん室を整備する。給食が始まるのは3学期ごろになる予定だ。
 文化芸術センターの建設には6億7271万円を計上した。曽根東町3にある市民会館を夏ごろに解体し、冬ごろ工事に入る。2015年の開設を目指している。
 そのほかには窓口サービスの向上として、パスポートセンターを開設する。蛍池駅前のビル「ルシーレ」の4階で6月3日から、パスポートの申し込みと受け取りができるようになる。
 その他の主な新規事業は、妊婦健康診査の公費助成2億9532万円▽危機管理・避難者用飲料水の備蓄170万円▽学校園などの施設耐震工事53億5276万円▽スポーツ・多目的運動広場の整備5000万円▽企業立地促進事業1億1667万円▽空港を活かしたまちづくり964万円▽環境交流センターの開設1552万円万円▽住民票の写しなどをのコンビニでも交付1445万円など。(早川方子)

更新日時 2013/04/09


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