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池田市の予算355億円 五月山に忍者ごっこ広場

  池田市の2013年度当初予算が決まった。一般会計は355億1500万円。厳しい財政状況は続き、前年度比1.7%減となっている。企業会計などを含む予算総額は前年度比1.1%増の746億円。
 一般会計の歳入は、市税収入を1.9%増加としたものの、地方交付税は50%減の13億円に留まる見通し。財政調整基金から15億2000万円繰り入れるほか、臨時財政対策債21億円の発行を予定している。歳出の人件費は、職員数の減少で1.7%減の68億8000万円。
 池田市は観光を柱に据える方針を出し、7月には阪急池田駅前に観光案内所をオープンさせる。また、インスタントラーメン発明記念館から五月山公園まで無料の片道シャトルバスを運行させる。
 五月山動物園は「3びきのこぶた」や「3びきのヤギのガラガラドン」といった童話をテーマにした動物を集め、ふれあい動物園を整備することになり、4200万円をあてる。さらに、五月山公園のチビッコ広場を、忍者ごっこのできる遊具ゾーンにリニューアルするため、7900万円の予算を組んでいる。遊具をとりでに見立て、子どもたちが忍者になった気分で遊べる広場にする見通しで、具体案を煮詰めている。
 このほか、中央公民館建て替えに4億3000万円。2014年4月から5中学校で、デリバリー方式の給食を始める。そのため、配ぜん室の整備や食器購入などの準備に2億9000万円を盛り込んだ。
 児童の通院にかかる医療費助成は拡充させる。対象となる児童を6歳から9歳(到達後の最初の3月31日まで)に引き上げる。同じ医療施設に通院する場合、1回目、2回目は500円の自己負担、3回目以降は無料となる。6月からは市役所でパスポートの取得が可能になる。            (進藤郁美)

更新日時 2013/04/10


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