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福島県民を支援 4月19日にチャリティー「昭和の懐メロ大行進」

「懐メロはイントロから最後までが物語になっている」と語る梶川さん

 大震災の被災地、福島県の人たちを支援しようと、懐メロ保存会(代表・梶川幸子さん)が4月19日正午から、大阪市中央区大手前4-1-20、NHK大阪ホールで、「昭和の懐メロ大行進」と銘打ったチャリテーコンサートを開く。
 梶川さんは37年間、豊中市岡町北1-5-16でカラオケ喫茶「リベリカ本店」を営んでいる。約30年前に、音楽番組などの司会で知られる故・大久保怜さんが懐メロの保存運動を始めたのを知り、趣旨に賛同して親交を深めた。自らの店で保存会の集まりを開いて歌うほか、定期的にホールを借りて「昭和の懐メロ大行進」のコンサートを催している。今回はその77回目にあたる。両親も歌が好きで、「相馬盆唄」など福島の歌をよく歌っていたことから、福島の人たちを支援する催しとした。
 当日は5時間にわたり、保存会で歌が上達した人ら約30人が歌い継ぐ。曲は「丘を越えて」「旅の夜風」「高原列車は行く」「影を慕いて」など90曲近くになる。友弦流大正琴のメンバーも参加する。
 入場料は無料だが、1000円以上の支援寄金を求める。集まった義援金は全額、福島県人会を通して被災地に送る。梶川さんは「被災地では苦難が続いている。自分たちにできることは何かと考えて、チャリティーの催しにした。名曲を歌って、福島に元気を送りたい。ホールは1400人も入るので、たくさんの人に来てほしい」と呼びかけている。問い合わせは懐メロ保存会(リベリカ本店)06-6841-8133。(梶川伸)

懐メロ保存会 リベリカ本店 昭和の懐メロ大行進

更新日時 2013/03/13


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