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豊中南消防署が初期消火で3人を表彰

表彰状を手にした3人

 豊中市南消防署は、2月25日、迅速な初期消火に尽力したとして湯山製作所(豊中市名神口3)に勤務する内田龍介さん、春田俊一さん、伊藤孝さんの3人を表彰し、古山巌署長が感謝状を贈った。同社は、大規模災害時などに地域の救護活動などに協力するという市の消防防災協力事業所制度に登録している。登録事業所が初期消火協力者として表彰されるのは、今回が初めて。
 火事が発生した2月13日午後11時50分ごろ。仕事中から焦げ臭いにおいが気になっていた内田さんは、帰宅するため会社を出た時に辺りを見回してみたところ、隣接する会社の敷地内が炎で明るくなり、警報ブザーが鳴っていたため、火事だと気づいた。内田さんは会社に戻って伊藤さんに報告。春田さんに119番通報を任せて会社に設置されている消火器を2本持ち出し、伊藤さんと共に消火し、鎮火させたという。
 伊藤さんは「炎が高く上がっているドラム缶に近づき、ドラム缶の中に向けて消火器を噴射しました。日ごろから消火器の使い方の訓練を受けていたので、落ち着いて消火活動ができました」と話した。古山署長は「迅速かつ的確に連携して消火活動に当たったことにより、消防車が到着する前に延焼拡大を防ぐことができました。消防防災協力事業所として地域貢献していただきありがとうございます」とその功績をたたえた。
 消防防災協力事業所登録制度は2007年に発足し、1月4日現在、259社が登録している。=情報提供・豊中市(梶川伸)

豊中市消防防災協力事業所制度

更新日時 2013/02/27


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