豊中版エコショップ制度を前に、ごみ減量フォーラム
市民・事業者・行政が協働で環境にやさしいまちづくりを進めるため2月21日、豊中市中桜塚1、リサイクル交流センターで、ごみ減量フォーラムが開かれた。ごみの減量やリサイクルを進めるための意見交換の場として、毎年開催されている。今回は12回目。4月から始まる「豊中版エコショップ制度」を前に、基調講演やパネルディスカッションが行われた。
豊中版エコショップは、市が2011年年3月に策定した第3次豊中市一般廃棄物処理基本計画で、循環型社会の構築に向けたごみの発生抑制の取組みの1つとして位置づけている。ごみの減量やマイボトル持参者への飲み物サービスなど、環境に配慮した取り組みやサービスを行う事業者を豊中版エコショップとして認定し、その事業者や取り組みを積極的に市民に周知することで、エコショップの利用や加盟事業者の増加を促する。
フォーラムでは、神戸大学大学院経済学研究科教授の石川雅紀さんが「無理せず自然にごみが減る社会デザイン」をテーマに基調講演を行った。海外の不買運動を例に消費者が事業者や社会を動かすことを説明し、同じ商品なら容器包装を減らした商品の方が購入されやすいことを、消費者が事業者に積極的に示すことの重要性を訴えた。また、立命館大学政策科学部教授の小幡範雄さんや、整理収納アドバイザーの尾山ケイコさんらによるパネルディスカッションもあり、エコショップの存在を市民にどう周知するかなどについて話し合った。=情報提供・豊中市(梶川伸)
更新日時 2013/02/22