お年寄り4人、ヘルパーと一緒に箕面で紅葉狩り
介護が必要なお年寄りのための紅葉狩りが12月4日、箕面市で開かれた。「旅のトータルサポートあるく」(杉野三千義代表)が主催し、マチゴトが後援した。車いすの木下工拓さん、京子さん夫婦ら4人が参加し、阪急箕面駅から箕面公園の散策を楽しんだ。
この催しには、「あるく」のスタッフのヘルパーが車いすを押し、松下淑子さんら歩ける人の手を引いて、箕面の滝までの途中にある瀧安寺へ。まだ残っていた道端の紅葉を楽しみながら、松下さんは「(亡くなった)夫と初めてデートをしたのが箕面の滝」と披露して、喝采(かっさい)を浴びた。
寺では山本照覚住職の法話を聞いた。その後、喫茶店でコーヒーを飲む間に、ヘアメーク専門家の加門幸子さんが参加者の1人ひとりに化粧をし、髪型を整えて、紅葉の下で写真撮影。木下京子さんは「化粧をしたのは51年前の結婚式以来」とおどけて、参加者の笑いを誘った。(梶川伸)
更新日時 2012/12/04