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先生は高校生 十五中でおもしろかがく教室

高校生からアドバイスを受けながら、葉肉をそぎ落とす小中学生

 豊中市立第十五中学校で11月3日、地域の小学生を対象とした「おもしろかがく教室」が開かれた。桜塚高校科学部の生徒が講師を務め、十五中の生徒が助手として手伝った。地域の小中高生をつなぐ試みで、十五中校区の教育協議会「すこやかネットいちご」が主催したもので、約20人の小中学生が集まった。
 この日、生徒らが挑戦したのは「葉脈標本」「身近な物で指示薬をつくる」など。葉脈標本は、葉を水酸化ナトリウムで煮て、水できれいにした後に歯ブラシを使って葉肉をそぎ落とす。そうすると、人間に例えると血管のような葉脈だけが残る。それを透明のフィルムに挟むと、クモの巣のように張り巡らされた美しい葉脈の標本が出来上がる。桜塚高校科学部長の中野克哉君(2年)は「小中学生でも楽しめるよう、できるだけ身近なものを利用しようと思った」と話した。実験内容は部員5人全員で話し合って決めたという。
 理科が大好きという東豊中小学校5年生の石井大裕君は「楽しかった。今度は虫のような生き物で勉強してみたい」と話していた。(早川方子)

更新日時 2012/11/06


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