サボテン愛して50年 山城勝一さん
豊中市原田南1に、サボテンと多肉植物を専門に扱う山城愛仙園がある。社長の山城勝一さんは「サボテンは人生そのもの」と笑顔を見せる。50年前に自宅の庭でサボテンの販売を始めたのがスタートだったと山城さん。現在はこの場所に本社と展示即売場を併設している。
温室には背丈より高い柱状のサボテンや、金色のトゲが美しい巨大サボテンのほか、白いふわふわの毛が生えたサボテン、鉢巻きをしたように赤紫色の花を咲かせたサボテンなど、約6000種類が所狭しと並ぶ。山城さんは「世界各地に1万種を超える多肉植物がある。サボテンは多肉に含まれるが、あまりにも数が多く、多肉と同等の地位を得た」と説明する。サボテンの魅力を「植物らしくなく、形が奇妙キテレツ。丸かったり、四角、三角、棒状があったり、人間くさい」と語る。「愛好家は、花に魅力を感じる人、トゲの強さや色の美しさにひかれる人、形そのものを好きになる人、熱烈なコレクターに分かれる」と分析する。
土、日曜、祝日午前10時~午後5時に開園する展示即売場には、山城さんとのサボテン談義を楽しみに訪れる人も多いそうだ。山城愛仙園06-6866-1953。(進藤郁美)
更新日時 2012/09/12