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みんなで歌おう豊中賛歌 尾谷光紀さん

豊中賛歌の録音ではサクソフォンを自ら演奏。奈良・薬師寺の平城遷都1300年祭奉納演奏にも賛歌した

 豊中の子どもたちに、もっと豊中を好きになってもらいたい。豊中市山ノ上町に住む尾谷光紀さんは2009年、そんな思いで「豊中賛歌」を制作した。「豊中にも素晴らしい市歌があるが、市政10周年の1946年にできたもの。歌詞には具体的な場所もなく、新たにみんなで歌えるものを作りたかった」と話す。
 歌詞には市花のバラの名所として、服部、二ノ切、清谷が紹介され、大阪空港や千里ニュータウンの風景もつづられている。CDの歌詞カードには、尾谷さんが歌詞にちなんで撮影した写真が散りばめられ、思い入れが伝わってくる。
 曲はジャズのようなメロディーで、「音域を狭くして、誰にでも歌いやすいよう心がけた」という。CDは小学校にも配布したが「反応はイマイチ」と笑う。
 尾谷さんはこれまで、地域の防犯、防災などのボランティア活動に積極的に参加し、子どもたちを見守ってきた。「大人になって外に出て行った後も、豊中を好きでいてもらいたい。いつか豊中賛歌を、子どもたちが合唱してくれたらうれしい」と夢を語った。(礒野健一)

更新日時 2012/08/10


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