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青年海外協力隊 池田市職員の井上裕子さん抱負

小南市長(右)から激励を受ける井上裕子さん=池田市役所で

 国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊としてパラグアイ共和国に派遣される池田市職員の井上裕子さんが6月15日、同市の小南修身市長を表敬訪問し、「日系人とパラグアイ人の架け橋になれたら」と意気込みを語った。

 井上さんは協力隊に応募し、4月から現地派遣に向け、研修を受けていた。パラグアイ共和国・ピラポ市役所に配属され、関連団体(日本人会、農協)と市役所の協力関係の強化や、地区組織(地区委員会、女性部会)の強化などの業務にあたる。派遣期間は6月26日から1年9カ月間。

 ピラポ市は人口約7000人のうち、市長をはじめとする1200人が日系人だという。井上さんは「ピラポ市は大農場を経営する裕福な日系人と、その農場で小作人として働くパラグアイ人との間の格差が非常に大きいという問題を抱えている地域。私の仕事は、小農自立化支援プログラムのメンバーとして、パラグアイ人が自分で野菜を育てる技術を身に付け、収入向上のためのお手伝いをすること」と話した。

 小南市長から「1年9カ月後に元気な顔で貴重な話をたくさん聞かせてください。帰国後、得られた経験を業務に生かしてほしい」と激励を受けた。=情報提供・池田市

 (進藤郁美)

更新日時 2012/06/22


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