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木下・池田市議会議長「勉強は立ち飲み屋でも」

議長は年間250~300の会合がある。「息抜きは晩酌しながらの野球観戦」と話す木下議長

 池田市議会の71代議長に選ばれた木下克重さん(自民党)は来年、議員生活30年を迎える。56歳で議長は4度目。3会派からの推薦を受け、「23年ぶりに市税収入が160億円を切るなど財政が厳しい中で、議員報酬のカットや議員定数削減を含めた議会改革に、リーダーシップを発揮したい」と、そのいすに座った。
 就任後すぐ、「議会は勉強会の場ではない。それぞれが深く勉強したうえで、自分の思いを語り、中身の濃い議論ができる場にしたい」と、くぎを刺したという。
 大学卒業後、原田憲・元自民党衆議院議員(故人)の秘書を経て、政治の道へ。27歳で初当選した時は「池田の若武者」を名乗り、支持を訴えた。「今は、池田のむちゃくちゃと呼ばれている」と笑う。「口が悪いし、ごんたな男やから信用されないと票を入れてもらえない」と、誰にも負けないぐらい勉強するという。勉強の場は立ち飲み屋にも及ぶ。「生の声を聞くことができる貴重な場。施策の参考になることも多い」と話す。
 「66%が池田市に住み続けたいと答えたアンケート結果もある。市民生活を維持するのが僕らの仕事。サービスを落とさぬよう、時代にあった施策をする」と力強く語った。(進藤郁美)

更新日時 2012/06/14


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