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池田呉服座に出演 池田中学校演劇部員らが練習

池田呉服座の山崎照久さんや劇団KAZUMA座長の藤美一馬さんらが指導を受ける演劇部員ら

 池田市栄本町の大衆演劇場「池田呉服座」で4月21日、池田市立池田中学校(笠井賢治校長)の演劇部員8人が劇団KAZUMAと共演する。

 池田呉服座が開場120周年を記念し、大衆演劇の魅力を地域の人々にも知ってもらおうと企画した特別公演で、生徒たちは昨年秋から「涙(なだ)そうそう」「三味(しゃみ)でダンスを」を練習し、本番に向け最後の練習に励んでいる。部員のうち3人は芝居「二人忠治」にも出演する。

 指導にあたる池田呉服座の山崎照久さんは「通常学校では大衆演劇というものを学ぶ機会がない。西洋のドラマからは学べない、義理人情といった古くからの日本文化を子どもたちにも知ってもらえれば」とコメント。また、演劇部顧問の藤枝弘久教諭は「『本物』の劇団の人たちから指導を受け共演することで、基礎トレーニングに力を入れるなど生徒たちの普段の意識にも変化が見られた」と喜んでいた。

 舞と芝居の両方に出演する演劇部部長の添田彩さん(3年)は、「普段は学校の舞台でしか演じることがないので、良い機会をいただきました。温かい目で見守ってください」と抱負を語った。

 池田呉服座は、4月27日まで、池田商工会議所や池田新舞踊協会のメンバーなどが出演するステージも予定されているほか、19日には前市長・倉田薫さん、20日には小南修身・池田市長の舞台出演も予定している。期間中は正午からと午後5時30分からの2回公演で、演目は日替わり。料金は大人前売り1600円、当日1900円。池田呉服座・山崎照久さん072-752-0529。情報提供=池田市

 (進藤郁美)

更新日時 2012/04/16


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