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ヅカファンに好評 池田文庫の閲覧が簡単に

6月10日までは「ザ・忠臣蔵」として、「仮名手本忠臣蔵」の役者絵を展示している。展示は観覧料200円

 宝塚歌劇の資料を豊富にそろえる池田市栄本町、阪急文化財団池田文庫が2月に開架図書を整理し、これまで閲覧票を提出しなければいけなかった専門性の高い資料も簡単に閲覧できるようになった。
 宝塚歌劇の機関誌「歌劇」は、1918年の創刊号から最新号まで閲覧ができる。天海祐希や黒木瞳ら、退団後に女優として活躍する元スターの現役当時を知りたいファンや、日本の舞台演劇史を研究する大学教授など、さまざまな人が利用する。電子化した資料には、20世紀初めのパリの劇場プログラムやチラシもある。
 阪急電鉄関連の資料も、掲載された鉄道雑誌のほか、阪急の沿線情報誌「TOKK」が創刊号(1972年)からそろうほか、その前身の「HOT」なども閲覧できる。また、歌舞伎絵コレクションは役者絵など2万枚以上、日本の民俗芸能資料も5200種以上を収集しており、これらは年2回の特別展でテーマを決めて公開されている。
 月曜休館(4月30日は開館し、翌日休館)。10時~17時。11面に関連プレゼント。(礒野健一)

茶会 忠臣蔵 小林一三

更新日時 2012/04/11


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