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漫画文化を広げたい 画屋・小川満洋さん

小川満洋さん(左)と、スタッフの船平依里さん。マチゴトでは次号より、画屋とともに豊中・池田の歴史や昔話の漫画を連載

 豊中市寺内にある画屋(かくや)は、漫画の制作を業務とする会社だ。行政や企業のパンフレットなどに、分かりやすく解説した漫画やイラストを描いている。「子どもから大人まで、広く発信できるのが漫画の利点」と、代表の小川満洋さんは話す。

 生まれた時から豊中で育った小川さんは、「ドラえもん」から漫画の世界に没入。将来は漫画家になると決め、学生時代から東京の出版社へ数多く持ち込みをした。デビューは果たせず、いったんは普通に就職をするが、営業職として働いていた時、顧客から頼まれて描いた漫画が好評で、「これは商売になるのでは」と2002年に画屋を開業。「難しいことも漫画から入れば、興味を持ってもらえる。潜在的な需要は少なくない」と話す。

 仕事として漫画を描く一方で、子供向けの漫画教室を開いたり、WEB漫画サイト「manga capture」を運営したりと、漫画文化の発信にも力を入れる。「豊中は手塚治虫さん生誕の地。ここを中心に、東京に頼らない、大阪発の漫画文化を花開かせたい」と、夢を語る。(礒野健一)

漫画

更新日時 2012/01/10


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