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コロッケの可能性を追求 四里四方

【オーガニックレストラン四里四方】豊中市今在家町14-10▽11時~15時▽17時~22時▽木曜定休▽06-6868-2974

 豊中市今在家町のオーガニックレストラン「四里四方」は、駅から離れた場所にある。それでも、「何度も来たくなるような、人が集まる店にしたい」と、合同食品株式会社(豊中市)の代表取締役、和田友宏さんが2007年にオープンさせた。店名は「四里四方に病なし」という言葉からとった。四里四方は人が1日に移動できる16キロ四方のこと。四里四方を中心に、各地の生産者から有機栽培や特別栽培の野菜を取り寄せる。
 和田さんの父は、30年ほど前にコロッケの製造、販売会社をつくった。和田さんは2000年に父の会社を引き継ぎ、「コロッケって一見、同じに見えるが、中身の組み合わせは無限。夢のある面白い食品」と話す。「小さな子どもたちにも安心して食べてもらいたい」と、素材にこだわったコロッケの商品開発にも乗り出した。最初は失敗の繰り返しだったが、北海道・上士幌町の村山農場のジャガイモ「北あかり」、淡路島産タマネギ、沖縄県の「粟国の塩」、熊本県・「卑弥呼醤(しょう)院」のしょうゆ、島根県の木次乳業の「ノンホモ牛乳」を使い、冷めてもおいしいコロッケを作り上げた。「素材の素朴な味を楽しんでほしい」と和田さん。今は13種類だが、作りたいコロッケはまだまだある。
 四里四方のランチにはコロッケ食べ放題がある。ベーシックなポテトコロッケのほかチーズベーコン、黒毛和牛、甘エビクリームなど7、8種類が食べ放題になる。ご飯、みそ汁、サラダ、そう菜、ドリンクが付いて1200円。男性が20個、女性は15個食べたのが最高だったとか。テイクアウト専門の直営店「玄華(コロッケ)屋」は豊中市南桜塚4にあり、13種類が70円~150円。直営店は菜種油、レストランは米油で揚げるというこだわりがある。
 (進藤郁美)

オーガニックレストラン四里四方 合同食品株式会社 豊中市今在家町14-10

更新日時 2011/11/30


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